新規上場申請のための有価証券報告書
(Ⅰの部)
株式会社コメダホールディングス
目次
頁
表紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1.主要な経営指標等の推移 ……… 3
2.沿革 ……… 7
3.事業の内容 ……… 9
4.関係会社の状況 ……… 12
5.従業員の状況 ……… 13
第2 事業の状況 ……… 14
1.業績等の概要 ……… 14
2.生産、受注及び販売の状況 ……… 15
3.対処すべき課題 ……… 16
4.事業等のリスク ……… 18
5.経営上の重要な契約等 ……… 22
6.研究開発活動 ……… 23
7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 24
第3 設備の状況 ……… 26
1.設備投資等の概要 ……… 26
2.主要な設備の状況 ……… 26
3.設備の新設、除却等の計画 ……… 28
第4 提出会社の状況 ……… 29
1.株式等の状況 ……… 29
2.自己株式の取得等の状況 ……… 44
3.配当政策 ……… 44
4.株価の推移 ……… 44
5.役員の状況 ……… 45
6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 47
第5 経理の状況 ……… 53
1.連結財務諸表等 ……… 54
(1)連結財務諸表 ……… 54
(2)その他 ……… 114
2.財務諸表等 ……… 115
(1)財務諸表 ……… 115
(2)主な資産及び負債の内容 ……… 123
(3)その他 ……… 123
第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 124
第7 提出会社の参考情報 ……… 126
1.提出会社の親会社等の情報 ……… 126
2.その他の参考情報 ……… 126
第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 127
頁
第三部 特別情報 ……… 128
第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 128
第四部 株式公開情報 ……… 129
第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 129
第2 第三者割当等の概況 ……… 130
1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 130
2.取得者の概況 ……… 132
3.取得者の株式等の移動状況 ……… 137
第3 株主の状況 ……… 138
[監査報告書]
【表紙】
【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿
【提出日】 2016年5月26日
【会社名】 株式会社コメダホールディングス
【英訳名】 KOMEDA Holdings Co., Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 臼井 興胤
【本店の所在の場所】 愛知県名古屋市東区葵三丁目12番23号
【電話番号】 (052)936-8880(代表)
【事務連絡者氏名】 執行役員経営管理本部長 武藤 貴史
【最寄りの連絡場所】 愛知県名古屋市東区葵三丁目12番23号
【電話番号】 (052)936-8880(代表)
【事務連絡者氏名】 執行役員経営管理本部長 武藤 貴史
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
(はじめに)
当社は、珈琲所 コメダ珈琲店チェーン等を運営する株式会社コメダの経営管理を行う持株会社であります。 コメダ珈琲店は1968年1月に加藤太郎氏が創業し、1975年8月に喫茶店を業とする法人として株式会社コメダ珈 琲店が設立されました。喫茶店の事業モデル成功を受け、フランチャイズ(以下、「FC」という。)展開による 事業拡大を本格化するため、機能別のグループ会社が続いて設立されました。
FC加盟店向けのコーヒーの製造・販売を目的として1983年3月に有限会社セントラルコメダ(1998年7月に株 式会社化)が設立されました。また1991年3月にコーヒー豆の焙煎業務を目的として株式会社コメダグリーンが設 立されました。加えて、1993年4月には、FCチェーン運営を目的として株式会社コメダ(以下、当該法人を「旧 コメダ①」という。)が設立されました。更に1999年9月には製造リスクの分散を目的として有限会社尾張セント ラルコメダ(2003年12月株式会社化)が設立されました。
2008年4月に、株式会社AP11
※1
(設立2007年8月)が組織経営による全国展開を視野に、創業者から旧コメ ダ①、株式会社セントラルコメダ、株式会社コメダグリーン、株式会社尾張セントラルコメダ、株式会社コメダ不 動産開発(事業承継に当たり、株式会社コメダ珈琲店の不動産管理部門を会社分割して設立)の株式を取得し、事 業を承継いたしました。
その後、機能集約による経営効率の向上を目的として、2009年3月に株式会社AP11が、旧コメダ①、株式会 社セントラルコメダ、株式会社コメダグリーン、株式会社尾張セントラルコメダ、株式会社コメダ不動産開発を吸 収合併、同時に商号変更を行い株式会社コメダ(以下、当該法人を「旧コメダ②」という。)となりました。
また2011年10月には、旧コメダ②が、コメダ珈琲店で提供されているパンの製造会社である有限会社フランスパ ン(1965年4月設立 2013年2月株式会社化)の全株式を取得、子会社化しました。
2013年2月に、株式会社MBKP3
※2
が、アドバンテッジパートナーズLLPがサービスを提供するファンドか ら旧コメダ②の全株式を取得しました。また、2013年6月に株式会社MBKP3が旧コメダ②と株式会社フランス パンを吸収合併し、商号も現在の株式会社コメダとなりました。2014年11月に経営資源の有効活用を目的として、 株式移転により株式会社コメダホールディングスとして当社は設立され、現在に至っております。
※1 アドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合(以下、「アドバンテッジパートナーズLLP」という。) がサービスを提供するファンド(投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズⅣ号、AP Cayman Partners II, L.P.、Japan Ireland Investment Partners、アドバンテッジパートナーズ投資組合26号)が 出資する会社
※2 2012年10月に設立され、MBKパートナーズ株式会社又はその関係会社(以下、まとめて「MBKパートナ ーズグループ」という。)がサービスを提供するファンドであり最終的な支配当事者であるMBK Partners Fund II, L.P.が間接的に保有するMBKP III Limitedにより、その全株式を保有されている会社
以上の当社の事業運営の変遷を図示いたしますと、次のようになります。
[事業運営主体の変遷図]
[事業の変遷図]
1【主要な経営指標等の推移】 (1)連結経営指標等
国際会計基準
決算年月 2015年2月 2016年2月
売上収益 (千円) 19,186,568 21,721,076
営業利益 (千円) 5,912,111 6,559,559
税引前利益 (千円) 5,023,661 6,335,925
親会社の所有者に帰属する当期利益 (千円) 3,219,546 4,125,838
当期包括利益 (千円) 3,219,546 4,125,838
親会社の所有者に帰属する持分合計 (千円) 16,452,929 20,615,875
資産合計 (千円) 55,118,497 57,126,780
1株当たり親会社所有帰属持分 (円) 374.85 469.05
基本的1株当たり当期利益 (円) 73.51 94.20
希薄化後1株当たり当期利益 (円) 73.29 93.08
親会社所有者帰属持分比率 (%) 29.9 36.1
親会社所有者帰属持分当期利益率 (%) 21.2 22.3
株価収益率 (倍) - -
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 5,377,831 3,244,259 投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △542,298 △1,667,971 財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) △3,004,889 △1,774,622 現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 4,707,281 4,488,716 従業員数
(人)
225 232
(外、平均臨時雇用者数) (447) (459)
(注)1.2016年2月期より国際会計基準(以下、「IFRS」という。)に基づいて連結財務諸表を作成しております。ま た、2014年3月1日をIFRS移行日とした2015年2月期のIFRSによる連結経営指標等もあわせて記載しておりま す。
2.2015年2月期及び2016年2月期のIFRSに基づく連結財務諸表については、株式会社東京証券取引所の「有価証 券上場規程」第204条第6項の規定に基づき、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準じて、新日本有限 責任監査法人の監査を受けております。
3.売上収益には消費税等は含まれておりません。
4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため記載しておりません。 5.千円未満を四捨五入して記載しております。
6.当社は、2014年11月28日に、株式会社コメダを株式移転完全子会社とする単独株式移転により、株式移転完全 親会社として設立されましたが、株式移転前後で当社グループ全体の実態にかわりはないため、IFRS移行日の 連結財政状態計算書は、株式会社コメダの2014年2月28日現在の財政状態計算書を引き継いで作成しておりま す。また、2015年2月期の連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結持分変動計算書及び連結キャッシュ・ フロー計算書についても、株式会社コメダの2014年3月1日から2015年2月28日までの損益及びキャッシュ・ フローを取り込み作成しております。
7.当社は、2016年4月1日開催の臨時株主総会の決議により、2016年4月20日付で種類株式の内容を普通株式の 内容に変更しております。
8.当社は、2016年4月1日開催の取締役会の決議により、2016年4月20日付で普通株式1株につき150株の割合 で株式分割を実施しております。1株当たり親会社所有帰属持分、基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1 株当たり当期利益につきましては、2015年2月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、当該株式分割 後の発行済株式総数により算定しております。
(2)提出会社(株式会社コメダホールディングス)の経営指標等
回次
日本基準
第1期 第2期
決算年月 2015年2月 2016年2月
営業収益 (千円) 144,728 413,372
経常利益 (千円) 14,099 120,344
当期純利益 (千円) 27,335 56,710
資本金 (千円) 100,000 100,000
発行済株式総数
普通株式 (株) 240,000 240,000
A種種類株式 (株) 52,000 52,000
純資産額 (千円) 14,055,891 14,149,709
総資産額 (千円) 15,190,546 15,221,544
1株当たり純資産額 (円) 47,589.55 47,825.85
1株当たり配当額
(円)
2,500.00 -
(うち1株当たり中間配当額) (-) (-)
1株当たり当期純利益金額 (円) 93.61 194.21
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 (円) - -
自己資本比率 (%) 92.3 92.5
自己資本利益率 (%) 0.2 0.4
株価収益率 (倍) - -
配当性向 (%) 2,670.0 -
従業員数
(人)
1 9
(外、平均臨時雇用者数) (-) (-)
(注)1.営業収益には消費税等は含まれておりません。
2.株価収益率については、当社株式は非上場であるため記載しておりません。
3.第1期、第2期の財務諸表については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第204条第6項の規 定に基づき、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準じて、新日本有限責任監査法人の監査を受けてお ります。
4.当社は、2016年4月1日開催の臨時株主総会の決議により、2016年4月20日付で種類株式の内容を普通株式の 内容に変更しております。
5.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場である ため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。
6.当社は、2016年4月1日開催の取締役会の決議により、2016年4月20日付で普通株式1株につき150株の割合 で株式分割を実施しております。その結果、発行済株式総数は、43,800,000株となっております。
また、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請の ための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に 基づき、第1期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定した場合の1株当たり指標の推移を参考まで に掲げると、次のとおりとなります。
回次 第1期 第2期
決算年月 2015年2月 2016年2月
1株当たり純資産額 (円) 320.13 321.42
1株当たり当期純利益金額 (円) 0.62 1.29
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 (円) - -
1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額) (円)
16.67
(-)
-
(-)
(参考情報)
上記「はじめに」に記載のとおり、当社グループのFC事業の運営主体は、2009年3月以降旧コメダ②、2013年 6月の株式会社コメダによる旧コメダ②及び株式会社フランスパンの吸収合併後は株式会社コメダ、2014年11月の 株式移転による当社設立後は当社と変遷してまいりました。
そのため、参考情報として、過去の事業運営主体である旧コメダ②の2012年2月期及び2013年2月期に係る主要 な経営指標等、株式会社コメダの2014年2月期に係る主要な連結経営指標等、並びに当社の2015年2月期に係る主 要な連結経営指標等の推移を記載しております。また、IFRSにおいては、のれんの償却が不要となっております が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(以下、「日本基準」という。)においては定額 法その他の合理的な方法により規則的に償却することとなっております。当社の(連結)財務諸表におけるIFRSと 日本基準の主要な差異はのれんの償却に関するものであるため、参考として、過去の事業運営主体における営業利 益及びのれん償却費を記載しております。なお、いずれも日本基準に基づいて作成されたものであります。
回次
日本基準 旧コメダ②
(単体)
株式会社コメダ
(連結)
当社
(連結) 決算年月 2012年2月 2013年2月 2014年2月 2015年2月 売上高 (千円) 9,022,194 11,109,506 15,978,333 19,407,659 のれん償却費 (千円) 914,641 914,641 2,016,468 2,016,468 営業利益 (千円) 2,278,000 2,936,257 3,437,548 4,022,607 経常利益 (千円) 2,049,324 2,563,485 1,393,303 3,389,243 当期純利益 (千円) 942,169 225,128 556,433 1,336,427 純資産額 (千円) 8,165,176 8,390,304 13,618,025 14,258,851 総資産額 (千円) 27,465,691 24,997,755 51,392,921 52,855,522 1株当たり純資産額 (円) 1,755.20 1,803.59 310.91 324.76 1 株 当 た り 当 期 純 利 益 金
額
(円) 202.53 48.39 12.70 30.51 潜 在 株 式 調 整 後 1 株 当 た
り当期純利益金額
(円) - - - -
自己資本比率 (%) 29.7 33.6 26.5 26.9
自己資本利益率 (%) 12.3 2.7 4.2 9.4
株価収益率 (倍) - - - -
配当性向 (%) - - - -
従業員数
( 外 、 平 均 臨 時 雇 用 者 数)
(人)
150
(361)
166
(411)
192
(410)
225
(447)
(注)1.旧コメダ②の2012年2月期及び2013年2月期、株式会社コメダの2014年2月期、並びに当社の2015年2月期の 日本基準の諸数値につきましては、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第204条第6項の規定に 基づき、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に準ずる監査を受けておりません。
2.売上高には消費税等は含まれておりません。
3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場である ため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。
4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため記載しておりません。
5.当社は従来、千円未満を切捨てて端数処理しておりましたが、IFRSに基づいた連結財務諸表の端数処理に合わ せ、2015年2月期より千円未満を四捨五入して記載しております。
6. 旧コ メダ ②の2012年2月 期及 び2013年 2月期 につき まして は、 有限会 社フラ ンスパ ン( 2013年2 月株式 会社 化)を2011年10月に完全子会社化しておりますが、連結財務諸表を作成していないため、旧コメダ②の個別の 経営指標等を記載しております。
7.株式会社コメダは、株式会社フランスパンを2013年6月に吸収合併しておりますが、2013年5月以前において は、株式会社フランスパンは株式会社コメダの子会社でありました。そのため、株式会社コメダの2014年2月 期は、子会社であった時期と吸収合併後の時期を反映した連結財務諸表となっております。
8.当社は、2014年11月28日に、株式会社コメダを株式移転完全子会社とする単独株式移転により、株式移転完全 親会社として設立されましたが、株式移転前後で当社グループ全体の実態にかわりはないため、当社の2015年 2月期の連結財務諸表は、単独株式移転により完全子会社となった株式会社コメダの連結財務諸表を引き継い で作成しております。
9.当社は、2016年4月1日開催の臨時株主総会の決議により、2016年4月20日付で種類株式の内容を普通株式の 内容に変更し、また同日開催の取締役会の決議により、2016年4月20日付で普通株式1株につき150株の割合 で株式分割を実施しておりますが、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額につきましては、2014 年2月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、当該株式分割後の発行済株式総数により算定しており ま す 。 な お 、 旧 コ メ ダ ② の 2 0 1 2 年 2 月 期 及 び 2 0 1 3 年 2 月 期 に お け る 期 中 平 均 及 び 期 末 発 行 済 株 式 総 数 は 4,652,000株であります。
2【沿革】 (当社)
年月 概要
2014年11月 持株会社である当社は、単独株式移転により株式会社コメダの完全親会社として設立 2014年12月 当社グループの国内店舗600店舗を達成
2015年7月 東日本エリアにおける初の製造拠点として千葉パン工場が操業を開始 2016年4月 当社グループ初の海外(中国:上海)へのFC加盟店の出店
また、2014年11月28日に単独株式移転により当社の完全子会社となりました株式会社コメダの沿革は、以下のとお りであります。
(株式会社コメダ)
年月 概要
1968年1月 創業者加藤太郎氏、喫茶店「コメダ珈琲店」を開店
1975年8月 喫茶店経営を目的として愛知県名古屋市北区に株式会社コメダ珈琲店を設立 1977年2月 コメダ珈琲店名物商品「シロノワール」販売開始
コメダ珈琲店上山店(現在の本店、直営店)を愛知県名古屋市瑞穂区に開店
1983年3月 有限会社セントラルコメダ(1998年7月に株式会社化)を愛知県名古屋市北区に設立し、FC加盟 店向けのコーヒーの製造・販売を開始
1991年3月 コーヒー豆の焙煎業務を目的として、株式会社コメダグリーンを愛知県名古屋市北区に設立 1993年4月 FC展開を本格化するために、株式会社コメダを設立(旧コメダ①:「はじめに」参照) 1999年2月 甘味喫茶「おかげ庵」を開店
1999年9月 供給量の増加に伴い、コーヒーの製造リスクの分散を目的として愛知県一宮市に有限会社尾張セン トラルコメダ(2003年12月に株式会社化)を設立
2001年5月 供給量の増加に伴い、株式会社セントラルコメダ(旧有限会社セントラルコメダ)を愛知県名古屋 市昭和区に移転
2001年8月 FC本部機能拡充のため本社を愛知県名古屋市東区に移転
2003年6月 コメダ珈琲店の関東地区初の店舗として神奈川県横浜市青葉区に横浜江田店(直営店)を開店 2006年11月 コメダ珈琲店の関西地区初の店舗として奈良県奈良市に奈良中央店を開店
2007年8月 コメダ珈琲店の東京23区内初の店舗として東京都大田区に下丸子店を開店
2008年4月 株式会社珈栄舎(株式会社コメダ珈琲店から商号変更)からコメダグループの不動産管理業務を会 社分割することにより、愛知県名古屋市東区に株式会社コメダ不動産開発を設立
創業者加藤太郎氏からアドバンテッジパートナーズLLPがサービスを提供するファンドが出資す る株式会社AP11へ株式会社コメダ(旧コメダ①:はじめに参照)、株式会社セントラルコメ ダ、株式会社コメダグリーン、株式会社尾張セントラルコメダ、株式会社コメダ不動産開発の株式 を譲渡し、事業を承継
2009年3月 事業機能集約と経営効率の向上のため株式会社AP11が株式会社コメダ、株式会社セントラルコ メダ、株式会社コメダグリーン、株式会社尾張セントラルコメダ、株式会社コメダ不動産開発を吸 収合併後、株式会社コメダ(旧コメダ②:はじめに参照)に商号変更
2009年5月 コメダ珈琲店の大阪府初の店舗として大阪府大阪市中央区に大阪本町店を開店 2010年3月 コメダ珈琲店の北陸地区初の店舗として石川県金沢市に金沢松村店を開店 2011年3月 国内400店舗を達成
2011年10月 コメダ珈琲店でのパンの安定供給体制確立のため、有限会社フランスパン(2013年2月株式会社 化)の全株式を取得し子会社化
2011年10月 FC加盟店オーナーの研修機能強化のため大阪府大阪市淀川区に大阪研修センターを開設 2012年3月 コメダ珈琲店の四国地区初の店舗として徳島県吉野川市に吉野川鴨島店を開店
2013年1月 コメダ珈琲店の中国地区初の店舗として広島県広島市安佐南区に広島大町店を開店
2013年2月 アドバンテッジパートナーズLLPがサービスを提供するファンドから株式会社MBKP3に株式 を譲渡
2013年4月 国内500店舗を達成
2013年6月 株式会社MBKP3が株式会社コメダ、株式会社フランスパンを吸収合併後、株式会社コメダ(現 在に至る)に商号変更
年月 概要
2013年9月 コメダ珈琲店の九州地区初の店舗として福岡県福岡市東区に福岡八田店を開店 2013年11月 コメダ珈琲店の東北地区初の店舗として福島県白河市にベイシア白河店を開店 2014年2月 FC加盟店オーナーの研修機能強化のため東京都渋谷区に渋谷研修センターを開設
(注)株式会社AP11は、アドバンテッジパートナーズLLPがサービスを提供するファンドが設立したSPC(特別 目的会社)であります。
3【事業の内容】
当社は、持株会社として当社グループの経営管理及びそれに付帯又は関連する業務等を行っております。当社グル ープは当社と連結子会社1社で構成されております。
当社グループは、「私たちは“珈琲を大切にする心から”を通してお客様に“くつろぐ、いちばんいいところ”を 提供します」という経営理念のもと、お客様を最優先に考え、信頼の品質、スピーディーで心地よいサービス、清潔 で快適な環境を保つことに努めてまいりました。また、ユニークな店舗設計・FC運営システム等の強みにより、外 食市場における独自のポジションを確立し、FC加盟店を中心に全国でフルサービス型の喫茶店
※
のチェーン展開を 行ってまいりました。ブランドとしては、「珈琲所 コメダ珈琲店」と「甘味喫茶 おかげ庵」の2つのブランドで事 業を展開しております。
また、以上のように当社グループはFC方式による喫茶店展開事業のみであるため、事業セグメントは喫茶店のF C事業の単一セグメントとしております。
※「フルサービス型の喫茶店」:店舗店員がお客様に対して席への案内、お水・おしぼりの提供、ご注文の伺い、 ご注文された商品の提供を行う喫茶店
(1) 事業内容
株式会社コメダは、FC加盟者に対し、独自データでの調査による出店物件選定、店舗建物・内装等の設計施工 ノウハウ提供、喫茶店運営指導、食資材の製造・卸売、店舗用地・建物の転貸等を行っております。また、知名度 向上やFC加盟店の研修施設及びモデル店として、FC事業を補完することを目的に直営店を出店しております。
(2) 事業の特徴
①独自フォーマットでの高付加価値提供による、店舗の集客力と成長性
・コメダ珈琲店では、お客様の「くつろぎ」を最優先に店づくりを行っております。「コメダで過ごす時間」に おいて価値を提供する時間消費型のビジネスであります。
・ 高い 天井 や 大き な採 光面 によ る 明る く 開 放的な 空間 、適 度 な席 間距 離 や間仕 切 りに よる プラ イベ ート 感 の確 保、座り心地を追求したオリジナルのソファーなど、店舗設備・内装に関するノウハウ・こだわりにより、あ たたかみのある居心地良い店内空間を実現しております。
・接客においては、自然で心のこもった接客でお客様をおもてなしするよう努めております。また店舗に多数の 新聞・雑誌を設置し、お客様がゆっくりとくつろげる環境を整えております。
・材料・製法にこだわった自社製のコーヒー・パンを店舗でひと手間をかけて提供、また定番商品中心の親しみ やすいメニュー構成により、お子様からお年寄りまで幅広い顧客層を獲得しております。
・郊外の住宅街に広い駐車場付の店舗を構え、手ごろな価格と気取らずにくつろげる雰囲気で近隣住民のリピー ト来店を獲得しております。
・郊外住宅街立地の店舗が中心であるため、コーヒーチェーン他社との競合が生じにくく、また出店立地を確保 しやすいため今後の出店余地も豊富です。
②長期安定的なFC店舗の収益性
・近隣住民の日常利用による多頻度来店を実現しているため、景況感に左右されづらい安定した売上を実現して おります。
・郊外立地であるため地代・賃料が低いこと、また食材の共通利用が多く無駄のないメニュー構成や、オペレー ション負荷が低く店舗の人件費コントロールが比較的容易であることにより、長期的に安定した利益獲得が可 能であります。
・初期投資をかけて店舗建築や内装に木材を多用しているため、店舗改装時も削り直しなどの簡便な方法で新品 同様にリニューアルでき、樹脂等を多用した店舗に比べ改装コストを低く抑えることが可能です。またソファ ー等の什器備品も修理により長期間使用可能なため、FC加盟店オーナーの追加資金負担を抑えた店舗運営が 可能です。
・出店候補地の選定から店舗設計、スタッフのトレーニング等、出店プロセス全体をFC加盟店オーナーの関与 の下で進め、店舗経営へのモチベーション向上につなげております。また、売上上昇がFC加盟店オーナーの 収入増につながる席数比例の定額制ロイヤルティや、自由度の高い店舗運営方針により、出店後もFC加盟店 オーナーのモチベーションを高く維持するよう努めております。
③独自のFC運営システムによる、本部の安定した高収益力とキャッシュ・フロー創出力
・お客様の日常的リピート来店により店舗の売上は安定しており、それを背景に当社グループは食資材の製造・ 卸売やロイヤルティにより、安定した収益を獲得しています。
・定番商品主体のメニュー構成や負荷の低い店舗オペレーションにより、本部のマーケティングや店舗管理・指 導の負荷が低くスリムな本部機能を実現しております。また店舗での主力商品であるコーヒー・パンを当社グ ループの工場から店舗に直接供給しているため、流通コストや中間マージンを抑えた高収益力が特徴のビジネ スモデルです。
・全店舗中におけるFC店舗比率の占める割合が高くFC本部の設備投資負担が低いため、FC本部は強いキャ ッシュ・フロー創出力をもっております。
上記3点より、お客様、FC加盟店オーナー、当社グループと「WIN-WIN-WIN」の関係を実現しており ます。
(3) 製・商品及びサービスの特徴
①製・商品の特徴
・「珈琲を大切にする心から」の精神を基軸にした商品展開を行っており、常にメニューの中心にコーヒーを据 えております。当社オリジナルのブレンドでは複数の産地からコーヒー豆を採用し、豆の種類に応じて最適な 焙煎を行い、独自の「ダブルフィルター方式」を採用してゆっくり時間をかけながら抽出を行っております。 じっくりと丁寧に製造したコーヒーは強い焙煎感と高い濃度が特徴で、ミルクマッチに優れています。
・ パン は品 質 に こ だわ り研究開 発 を重 ねた 自社 生 産品 です 。 自社 工場 にて 、 厳選 した 素材 を独 自の 製法 で 加 工 し、毎日店舗に配送しております。
・モーニングサービスのゆで玉子は作り置きせず、温もりがあるできたての状態で提供しております。無料でお 出しするモーニングサービスのパンと玉子だからこそ、手を抜かず、常にお客様に価値を感じていただけるよ う努めております。ひと手間をかけてお客様に提供し、親しみやすい定番商品中心のメニューを高品質に提供 することを目指しております
②店舗・サービスの特徴
・お客様の「くつろぎ」を最優先した店づくりを行っており、店舗の設計やお客様へのサービスなど、細部にわ たりお客様のくつろぎや使いやすさを追求しております。
・近隣のお客様が気軽に立ち寄れるよう、大規模な幹線道路ではなく住宅街の生活道路に面して立地し、また間 口が広くスペースを十分にとった駐車場も特徴のひとつです。
・店舗は温もりが感じられるログハウス調の建物で、高い天井や大きな採光面など明るく開放的な空間が特徴で す。また壁面や間仕切り、テーブルや床材などにふんだんに木材を使用し、温かみが感じられる内装を実現し ております。
・座席スペースはゆとりをもって設計され、適度な席間距離や間仕切りによりプライベート感を確保しておりま す。天然木を利用したテーブルはゆったりとしたサイズで、またソファー席は創業者自らが材質や構造、特製 の張地など、全てにこだわって開発したオリジナル品です。
・接客サービスは、お客様をお席にご案内してお水とおしぼりを提供、ご注文も商品提供も店員がお客様のお席 に伺うフルサービス形式となっております。接客においても、自然で心のこもったあたたかみのあるサービス で、お客様にくつろいでいただくことを目指しております。また、お客様にゆっくりとおくつろぎいただける よう、店舗には自由にお読みいただける新聞や雑誌を多数設置しております。
ブランド毎の特徴と店舗数は下記のとおりであります。
ブランド名 特 徴 店舗数
珈琲所 コメダ珈琲店
コ ー ヒ ー と 共 に 自 宅 の リ ビ ン グ の よ う に ゆ っ た り と く つ ろ い で お過 ご し い た だ けるフルサービス型の喫茶店であります。
メ ニ ュ ー に は 、 看 板 メ ニ ュ ー の シ ロ ノ ワ ー ル、 ブ ー ツ 型 の グ ラ ス に 入 っ た ユ ニ ー ク な ド リ ン ク 、 ボ リ ュ ー ム た っ ぷ り で 満 足 感 の あ る ス ナ ッ ク な ど が あ り ま す。
モ ー ニ ン グ サ ー ビ ス で は ド リ ン ク の ご 注 文 に 対 し て ト ー ス ト と ゆ で 玉 子 ( 手 作 り玉子ペーストもしくはおぐらあんの選択可)を無料で提供しております。
682(10)
甘味喫茶 おかげ庵
和 の 甘 味 主 体 に ゆ っ く り 落 ち 着 い て楽 し む こ と が で き る フ ル サ ー ビ ス 型 の 喫 茶 店であります。
メ ニ ュ ー に は 、 こ だ わ り の 甘 味 、 季 節 感い っ ぱ い の 季 節 限 定 商 品 、 懐 か し さ い っぱいの鉄板焼きスパゲティー、自分で焼けるお団子などがあります。 モ ー ニ ン グ サ ー ビ ス で は ド リ ン ク の ご 注 文 に 対 し て お に ぎ り ・ お 味 噌 汁 ・ わ ら び も ち の お に ぎ り セ ッ ト と ト ー ス ト ・ ゆ で 玉 子 ・ 小 倉 の ト ー ス ト セ ッ ト の い ず れかを無料で提供しております。
7(1)
店舗数合計 689(11)
(注)1.2016年4月30日現在のものであります。
2.( )内の数字は直営店であり内数で記載しております。
3.「珈琲所 コメダ珈琲店」の店舗数に海外店舗1店舗が含まれております。
「コメダ珈琲店」「おかげ庵」の店舗数の推移は以下のとおりであります。
中京エリア 東日本エリア 西日本エリア 合計
コメダ 珈琲店
おかげ庵
コメダ 珈琲店
おかげ庵
コメダ 珈琲店
おかげ庵
コメダ 珈琲店
おかげ庵
2012年2 月末
FC加盟店 338 4 54 - 33 - 425 4
直営店 2 1 3 - - - 5 1
合計 340 5 57 - 33 - 430 5
2013年2 月末
FC加盟店 341 6 77 - 55 - 473 6
直営店 3 1 3 - 1 - 7 1
合計 344 7 80 - 56 - 480 7
2014年2 月末
FC加盟店 346 7 110 - 89 - 545 7
直営店 2 2 3 - 2 - 7 2
合計 348 9 113 - 91 - 552 9
2015年2 月末
FC加盟店 341 7 136 - 120 - 597 7
直営店 2 1 4 - 3 - 9 1
合計 343 8 140 - 123 - 606 8
2016年2 月末
FC加盟店 343 6 164 - 159 - 666 6
直営店 2 1 5 - 3 - 10 1
合計 345 7 169 - 162 - 676 7
2016年4 月末
FC加盟店 341 6 167 - 163 - 671 6
直営店 2 1 5 - 3 - 10 1
合計 343 7 172 - 166 - 681 7
※上記以外、2016年4月末現在「珈琲所 コメダ珈琲店」が海外(中国:上海)に1店舗(FC加盟店)出店しており ます。
[事業系統図]
4【関係会社の状況】
名称 住所
資本金
(千円)
主要な事業の内容
議決権の所有 割合又は被所 有割合(%)
関係内容
(連結子会社) 株式会社コメダ
(注)1,2
名古屋市東区 196,800 FC事業 100
当社からの経営指導 不動産の転貸
経理業務等の業務委託 出向者の受入
役員の兼任あり (注)1.特定子会社に該当しております。
2.株式会社コメダについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上収益に占める割合が 10%を超えております。しかし、当該子会社の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む。)の連 結売上収益に占める割合が90%を超えているため、主要な損益情報等の記載は省略しております。
3.当社の過半数の株式を所有するMBKP III Limited(MBK Partners Fund II, L.P.が間接的に出資を行っている 法人)は企業会計基準適用指針第22号「連結財務諸表における子会社及び関連会社の範囲の決定に関する適用 指針」16項(4)の規定により、連結財務諸表規則に基づく親会社には該当しません。なお、当社が採用する IFRSにおいては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 連結財務諸表注記 33.関連当事者」に記載のと おり、当該会社が直近上位の親会社であり、最終的な支配当事者はMBK Partners Fund II, L.P.であります。
5【従業員の状況】 (1) 連結会社の状況
2016年4月30日現在 従業員数(人)
232(514)
(注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向 者を含む。)であり、臨時雇用者数(アルバイト、パートタイマーを含む。)は、年間の平均人数を( )外 数で記載しております。
2.当社グループは、喫茶店のFC事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2) 提出会社の状況
2016年4月30日現在 従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
9 45.7 3.5 8,344,562
(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であります。 2.平均年齢、平均勤続年数及び平均年間給与は、年間完全在籍者の平均で算出しております。
3.平均勤続年数は株式会社コメダでの勤続年数を引き継いで算出しております。
4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。賞与は、支給対象期間における完全在籍者の平均値 で算出しております。
5.当社は持株会社であるため、セグメント別の記載を省略しております。
(3) 労働組合の状況
当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は安定しております。
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】 (1) 業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善傾向が続くなか、政府・日銀による積極的な経 済・金融緩和政策を背景に、景気は緩やかな回復基調となりましたが、中国を始めとするアジア新興国等の下振れ 影響への懸念や個人消費の停滞感などから不透明な状況が続いております。
外 食産 業に おき ま して は 、円 安に 伴う 輸入 原材 料 の実 質的 な 値上 がり や 人 手不 足によ る人 件費 の上 昇 圧力 に加 え 、更 なる 消費 増税 によ る 国 内景気 の押 下げ リス クが 存在 す るな ど、 依然 とし て 厳しい 経営 環境 にあ りま す 。ま た、中長期的には日本国内の人口減少・高齢化により、市場規模の大幅な拡大が期待できない中、外食産業の多数 を占めていた個人事業及び中小規模のチェーンからブランド力及び企業体力に勝る大企業による寡占化が進んでお り、競合企業とのシェア争いが一層熾烈となるものと予想されます。喫茶店業界においても同様の寡占化余地が多 く残ることから、主要な喫茶店業界のプレーヤーの店舗成長率も二極化しています。
このような状況の中、当社といたしましては、「私たちは“珈琲を大切にする心から”を通してお客様に“くつ ろぐ、いちばんいいところ”を提供します」という経営理念のもと、QSC(信頼の品質、スピーディーで心地よ いサービス、清潔で快適な環境)の実践を徹底し、顧客満足の向上を図ることで既存店舗の業績向上に取り組んで まいりました。また、依然として出店余地のある、東日本及び西日本エリアへ積極的に出店を進めております。
商品では、当社の定番人気スウィーツ“シロノワール”をアレンジした“クロノワール”をはじめとする期間限 定キャンペーン「コメダのチョコ祭り」の商品が人気を博しました。
ま た、 2015年7 月に 大分 県に 初出 店し まし た「 大分 明野 店」 、同 年8 月に 山形 県に 初出 店し まし た「 山形 南館 店」は開店当初より好評を博し、着実に当社の認知度を高めております。2015年9月には直営店として大宮上小町 店を開店しました。2015年7月には、千葉工場でのパンの製造も開始し、一部OEMで製造していたものを完全自社 製造に切り替えることができました。
初の試みとして、クレジットカード・主要電子マネーでの決済を可能にするため、店舗へのコメダ専用のプリペ イ ドカ ード 『K OM EC A』 及 びマ ルチ 決済 端末 の 導 入、 全国の コン ビニ エン スス トア (一 部店 舗 ・ エリ アを除 く)でのオリジナルチルドカップコーヒーの販売を開始しました。なお、乳製品及び畜肉などの原材料価格及び物 流費の高騰等を受け、管理コストの削減や物流の効率化などの内部努力による吸収では賄いきれない状況となった ことから、引き続き商品やサービスの品質を維持するため、止む無く2015年12月より一部商品について値上げを行 いました。
2016年2月 期に おいて 、東日 本エ リア 29店 舗、中 京エ リア 10店 舗、西 日本 エ リア39店舗の 計78店舗 を新規 開店 し、9店舗を閉店したことにより、2016年2月末現在の店舗数は、コメダ珈琲店676店舗、おかげ庵7店舗の計683 店舗となりました。
この結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上収益は21,721,076千円(前年同期比13.2%増)、営業利 益は6,559,559千円(前年同期比11.0%増)、税引前利益は6,335,925千円(前年同期比26.1%増)、親会社の所有者 に帰属する当期利益は4,125,838千円(前年同期比28.1%増)となっております。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、4,488,716千円(前年同期比4.6% 減)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりでありま す。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は3,244,259千円(前年同期比39.7%減)となりました。これは主に、税引前利益 6,335,925千円、法人所得税等の支払額3,201,023千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,667,971千円(前年同期比207.6%増)となりました。これは主に、有形固定資 産の取得による支出(主に千葉工場建設に係る支出、直営店出店に係る支出)2,156,121千円、有価証券の償還に よる収入526,149千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,774,622千円(前年同期比40.9%減)となりました。これは主に、長期借入金の 返済による支出1,700,000千円等によるものであります。
2【生産、受注及び販売の状況】 (1) 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
当連結会計年度
(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
前年同期比(%)
FC事業(千円) 2,000,785 114.5
合計(千円) 2,000,785 114.5
(注)1.当社グループの事業区分は「FC事業」の単一セグメントであります。
2.IFRSに基づく金額を記載しております。また、上記金額は消費税等を含んでおらず、千円未満は四捨五入して 記載しております。
3.金額は製造原価によっております。
(2) 仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
当連結会計年度
(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
前年同期比(%)
FC事業(千円) 6,853,754 125.0
合計(千円) 6,853,754 125.0
(注)1.当社グループの事業区分は「FC事業」の単一セグメントであります。
2.IFRSに基づく金額を記載しております。また、上記金額は消費税等を含んでおらず、千円未満は四捨五入して 記載しております。
(3) 受注実績
当社グループは見込み生産を行っておりますので、該当事項はありません。
(4) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
当連結会計年度
(自 2015年3月1日 至 2016年2月29日)
前年同期比(%)
FC事業(千円) 21,721,076 113.2
合計(千円) 21,721,076 113.2
(注)1.当社グループの事業区分は「FC事業」の単一セグメントであります。 2.金額は外部顧客に対する売上高を示しております。
3.IFRSに基づく金額を記載しております。また、上記金額は消費税等を含んでおらず、千円未満は四捨五入して 記載しております。
3【対処すべき課題】
外食産業を取り巻く環境は、政府・日銀による積極的な経済・金融政策の効果により多少の明るさを取り戻しつつ も、物価高騰や今後の消費税増税等依然として先行きが不透明であり、それを背景とした生活防衛意識の高まりによ る外食機会の減少、食の安全性に対する消費者意識の高まりや競争の激化により、今後も厳しい状況が継続されると 想定されます。
こうした状況を踏まえ当社グループでは、他社との差別化を図り、継続的な成長の実現と収益基盤の強化のため、 着 実な 新規 出店 、高 付加 価値 の提 供に よる 顧客 満足 度の 向上 、本 部機 能の 充実 等を 図っ てい く方 針で あり ます 。な お、具体的な施策は以下のとおりであります。
(1) 新規出店の継続と新規出店エリアの拡大
当社グループでは、継続的成長の実現に向け新規出店が重要であると考えており、出店余地の多い東日本エリア 及び西日本エリアを中心に全国への出店に取り組んでまいります。近年進出した東日本エリア、西日本エリアの店 舗においても、知名度に加え当社店舗が「くつろぐいちばんいいところ」として提供する価値をお客様から評価い た だき 、本 拠で ある 中京 エリ ア の店 舗を 上回 る売 上高 を 確 保して おり ます 。今 後、 海外 を 含めた 出店 エリ アの 拡 大・新店舗フォーマットの開発を通じて、2020年度末までに1,000店舗体制を構築することを目指します。また新 規出店に際し、当社グループの経営理念を実現できる優良物件の確保にも努めてまいります。
(2) 既存店の収益力向上
成長の継続と収益力確保のためには、新規出店の実現と並び既存店の成長も重要な課題と考えております。当社 グループでは、2014年6月にマーケティング本部を新設し綿密なリサーチ及び分析を開始、既存の看板商品や定番 商品の改良・販売促進を行うとともに、お客様のニーズを的確に捉えた新商品・季節商品の提供や販売促進に努め ております。加えて、タイムリーかつ最適なメディアミックスによる情報発信をツールとしたブランド戦略の遂行 により、顧客ロイヤルティ
※1
の向上を目指します。また、お客様の満足度 を向上させるために、店舗でのQSC の徹底強化を進めてまいります。
※1 お客様の当社ブランドに対する好意度及び信頼度
(3) 高付加価値の提供
当社グループではお客様に、①くつろぎを演出する店舗空間 ②気軽に入れる雰囲気づくり ③居心地を重視し たほど良い接客 ④安心と充足感を訴求するメニュー設計、という高い付加価値を提供しており、それによって市 場に潜在的にあったニーズを掘り起し、従来の喫茶店ともファミリーレストランとも異なる直接競合のない業態を 実現しております。また、収益性が高くかつ売上増加に対する意欲を持ちやすい定額ロイヤルティ制度や、FC加 盟店オーナーの自主性を重視する柔軟な店舗運営方針など、FC加盟店オーナーがモチベーション高く事業に臨め るFC運営パッケージを提供しております。引き続き、お客様・FC加盟店オーナー・当社グループの3者が「W IN-WIN-WIN」の関係を継続できるよう高付加価値の提供を行ってまいります。
(4) 本部機能の充実
店舗・業容の拡大に応じて、スリムな体制を維持しつつ本部機能の強化・充実を図ることが継続的成長には必要 であると認識しております。リスク管理・衛生管理やコンプライアンス遵守の体制の更なる強化をするとともに、 内部監査室を中心とした内部統制の強化並びにスーパーバイザー(以下、「SV」という。)によるFC加盟店の 巡回強化等を実施してまいります。また、集中購買や仕入先複数化を活用し、商材ごとの仕入を最適化することや 出店エリアの拡大に応じた生産・物流体制の最適化を継続的に行うことで、安定的で効率的な商品供給体制を実現 してまいります。
(5) 食の安全・安心に向けた取組み
外食産業においては、食中毒事故、昨今では異物混入等食の安全・安心に対し、社会的要求が非常に高くなって おります。当社グループにおいても、品質管理規程に基づき、食品衛生法、JAS規格、その他関連法規及び条例 に適合する確認を行い、更に定期的に食品類に該当する仕入商品の製造工場に衛生検査を実施し、安全で衛生的で あることを確認しております。また、衛生マニュアルを当社グループの全事業所及び全FC加盟店に配布し、衛生 に関する指標を明示し、各人の意識向上に努めております。更にSVによる衛生チェックや指導、外部専門機関に よる抜き打ちの店舗衛生検査を実施して衛生管理の強化に努めております。
(6) 人材の確保と育成の強化
今後の当社グループの成長には、優秀な人材の確保は必要不可欠と考えております。前記のとおり、本部機能の 充実を図るために、即戦力足り得る人材を広く採用し、更なる企業価値の向上に取り組んでおります。
また、育成に関しても、職種・階層に分けての教育プログラムを組んでおり、今後も個人の業務スキル向上のた めの教育プログラムを増やしていく考えでございます。
(7) 海外展開
今後の当社グループの成長には、国内のみならず、海外展開も視野に入れる必要があり、アジアを中心にエリア 展開を推進していきます。新規エリアにおいてもブランド力を落とさず、収益力の向上を図れるよう取り組んでま いります。
4【事業等のリスク】
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある 事項には、以下の事項があります。
なお、本項において将来に関する事項を含みますが、提出日(2016年5月26日)現在において判断したものであ り、以下の記載は当社株式への投資に関するリスク全てを網羅するものではありません。
(1) 店舗展開について
拡大戦略として、当社グループはFC加盟店の出店を積極的に進めております。出店を希望するFC加盟希望者 がいない場合、当社グループが提案した店舗候補物件がFC加盟希望者の希望と合致せず出店に至らない場合、又 は出店立地として適切な候補物件が継続的に不足する場合など、出店が計画と乖離する場合には、当社グループの 経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 競合について
当社グループの提供するフルサービス型喫茶サービスは主婦、サラリーマン、シニア層を問わず、年齢・性別な どに偏りがない幅広い層のお客様に生活の一部として、毎日ご来店いただいても飽きのこない「憩いの場」「くつ ろぎの空間」を提供するものとして、他社との差別化を図っております。しかしながら、当社グループと同様のサ ービスを提供する会社が出現した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 単一業態(喫茶業)であることについて
当社 グル ープ は「 珈琲 所 コ メ ダ珈 琲店 」「 甘味 喫茶 おか げ 庵」 の喫 茶店 業態 を 柱に 、 消費 者の ニー ズに合 っ た
「食」の提供を探求し、今後も事業拡大を目指してまいります。しかしながら、消費者の嗜好の変化などにより、 喫茶店に対する個人消費が低迷した場合、単一業態であるが故に他業態でカバーすることが困難であるため、当社 グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(4) FC加盟店オーナーとの訴訟等について
当社グループの事業拡大に不可欠なFC加盟店の拡大には継続的に新規のFC加盟店オーナーを増加させる必要 があり、個別に加盟相談を行い、当社グループの考え方を始めとしてFC加盟希望者に誤解が生じないように説明 し、情報収集を行っておりますが、万一、当社グループとFC加盟店オーナーとの間で解決できない問題が発生し た場合等、契約解除のため裁判係争等により風評被害が発生し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性が あります。
(5) SV等を通じたFC加盟店への指導や支援について
当社グループはFC加盟希望者との間でFC加盟契約を締結し、店舗展開を行っております。当社グループは同 契約により、FC加盟店に対し、SV等を通じて、店舗運営指導を行っております。
しかし、当社グループの指導や支援が及ばない範囲で、FC加盟店において当社グループの事業の評判に悪影響 を及ぼすような事態が発生した場合には、当社グループ及びブランドのイメージに悪影響を与え、当社グループの 経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(6) 原材料の価格変動等によるリスクについて
当社グループが提供する製商品の原材料であるコーヒー生豆は世界各国から品質を厳選して仕入を行っておりま すが、その価格は商品相場、為替、政治情勢、気候等に関連する影響を受けて変動します。価格高騰による業績変 動リスクを円建ての先物予約により軽減しておりますが、長期的には価格変動の可能性があります。また、パンの 主要原材料である小麦粉、油脂等は生産地域の異常気象等による収穫量の減少、消費量の急激な増加による需要の 拡大、又は投機資金の流入等によって、価格高騰の可能性があります。加えて、特に輸入原料の場合は紛争の発生 や感染症疾病の流行により特定地域からの輸入が停止される可能性があります。これらの原材料の価格高騰や輸入 停止が生じた場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(7) 生産・物流拠点の集中について
当社グループは、生産拠点として愛知県に5工場、千葉県に1工場を設置、物流拠点として愛知県に1拠点を設 置しており、生産・物流拠点が愛知県に集中しております。したがって、自然災害等の不可抗力及び工場内の事故 等の発生により愛知県内の工場の生産・物流が停滞し、各店舗への食材の安定供給ができない場合には、当社グル ープの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(8) 特定の取引先に対する依存について
当社グループは、コーヒー生豆の風味を損なわず口当たりの良い味を演出するための独自の焙煎条件等を自社で 開発しており、焙煎及び粉砕工程については条件を指定のうえ特定の取引先に委託しております。また、東日本エ リア及び西日本エリアの物流業務を特定の取引先に委託しております。これらの取引先において、急激な経営状態 の悪化等により生産又は物流の機能が停止した場合、代替手段はあるものの、一時的に当社グループの直営店及び FC加盟店の運営に影響を及ぼす可能性があります。
(9) 店舗の差入保証金の回収について
当社グループは、FC加盟店オーナーに対し、一部、土地建物を転貸しております。その際に、当社グループは 地主等に対し、差入保証金(敷金・保証金・建設協力金)を差し入れております。地主等の所有者の財政状態が悪 化した場合、差入保証金(敷金・保証金・建設協力金)が回収不能となる可能性があり、当社グループの経営成績 に影響を及ぼす可能性があります。
(10) 食品の安全管理について
当社グループは、食中毒を始めとする衛生管理に起因するリスクについて、品質管理規程に基づき、食品衛生 法、JAS規格、その他関連法規及び条例に適合する確認を行い、さらに定期的に食品類に該当する仕入商品の製 造工場に衛生検査を実施し、安全で衛生的であることを確認しております。また、衛生マニュアルを全事業所に配 布し、衛生に関する指標を明示し、各人の意識向上に努めております。さらにSVによる衛生チェックや指導及び 外部専門機関による抜き打ち店舗衛生検査を実施することにより、リスクを軽減しております。しかしながら、食 品を扱う事業の問題点として、集団食中毒や異物混入等の衛生問題が発生した場合、当社グループの経営成績に重 大な影響を与える可能性があります。
(11) 感染症等の災害について
当社グループ事業は、お客様のご来店を前提としており、新型インフルエンザ等の感染症災害の流行又はその兆 しにより外出の制限が発生すると、来店数が減少し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(12) 配当について
当社は業績及び配当性向を総合的に勘案し、株主に対し利益成長に応じた安定的な配当を行うとともに、今後の 事業拡大による将来の資金需要に対応するため内部留保の充実に努めることを基本方針としております。しかしな がら、業績の低迷等により安定的な配当が維持できなくなる可能性があります。
(13) 新株予約権の行使による株式希薄化について
当社 は、 新株 予約 権 方 式に よ るス トッ クオ プシ ョン制度 を 導入 して おり 、当 社 グ ルー プの役員 、 従業員 に 対し て、業績向上及び企業価値の増大のインセンティブを与えること等を目的として新株予約権を発行しております。 新株予約権に関する未行使潜在株式数は、合計2,523,900株であり、発行済株式総数43,800,000株の5.76%に相当 しており、将来行使された場合、当社株式価値が希薄化する可能性があります。
(14) 担保制限条項及び財務制限条項について
当社の連結子会社の株式会社コメダは、複数の金融機関とシンジケートローン契約を締結しております。当該契 約には、以下の担保・保証制限条項及び財務制限条項が定められており、当社は保証人として保証を差入れており ます。(「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 連結財務諸表注記 15.借入金」をご参照ください。)
① 当該契約により借入金以外の債務のため担保提供・保証提供を行わない
② 当社連結ベースのレバレッジ・レシオの割合を一定の指数以下に維持する
③ 当社連結ベースの営業損益・当期損益のいずれか一方もしくは複数が赤字となった場合、その翌期の営業損 益・当期損益を全部黒字にする
④ 当社連結ベースの純資産の部の金額を0以上とする
これらの条項に抵触した場合には、借入金を一括返済する可能性があり、当社グループの財政状態に影響を及ぼ す可能性があります。
(15) 多額の借入金及びリース債務について
当社グループは、旧コメダ②の株式取得資金を主に借入金により調達したこと等により、当連結会計年度末現在 においても多額の借入金及びリース債務が計上されております。今後は借入金及びリース債務を減少させるべく取 り組んでまいりますが、変動金利によっているため、金利が上昇した場合には、当社グループの経営成績に影響を 及ぼす可能性があります。また、事業計画の未達等により借入金及びリース債務の返済計画に変更が生じた場合や 金融市場の混乱や金融機関の融資姿勢の変化等により借換えが困難になった場合には、当社グループの財政状態に 影響を及ぼす可能性があります。
(16) 総資産に占めるのれんの割合が高いことについて
当社グループは、非流動資産にのれんを計上しており、総資産に占める割合が高くなっております。当社はIFRS に基づき連結財務諸表を作成しているため、当該のれんの償却は不要となりますが、のれんの対象となる事業の収 益 力が 低下 し、 減損 損失 を 計 上する に至 った 場合 には 、 当社 グル ープ の経 営成 績 に影響 を 及ぼす 可能 性 が あり ま す。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 連結財務諸表注記 13.のれん及びその他の 無形資産」をご参照ください。
(17) 人材の確保育成について
当社グループにおいては、有能な人材の確保・育成が不可欠となりますが、優秀な人材の確保・育成ができない 場合又は優秀な人材が社外に流出した場合には、当社グループの業務運営や経営成績等に悪影響を及ぼす可能性が あります。
(18) 法的規制等について
当社グループの直営店及びFC加盟店は、食品衛生法の規定に基づき、監督官庁からの飲食店営業許可が必要で あるのに加え、環境の保護に関して、食品リサイクル法等、各種環境保全に関する法令の制限を受けております。 これらの法的規制が強化された場合には、設備投資等の新たな費用が発生・増加すること等により、当社グループ の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、外食業界においては、食の安心安全への関心が高まり、アレ ルギーの原因となるアレルゲン表示やカロリー表示などの適正表示に努めておりますが、万一それらの表示内容に 重大な誤りがあった場合には、当社グループに対する信用の失墜によって、店舗売上が減少するなどの恐れがあ り、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(19) 個人情報保護について
当社グループは、「個人情報の保護に関する法律」に定める個人情報取扱事業者には該当しませんが、取得、収 集した個人情報の漏洩等は当社グループの信用力低下に直結することから、個人情報保護管理規程を制定し、同規 程に基づき管理・運用しております。しかしながら、万一漏洩があった場合、当社グループは社会的信用を失い、 当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(20) 大株主がファンドであること等について
当社は、MBKパートナーズグループがサービスを提供するファンドから、純投資を目的とした出資をうけてお り 、 本書提 出日現 在、同ファンド が間接 的に 出 資を 行ってい るMBKP III Limitedは 当社の大 株主と なってお りま す。また、当社の社外取締役である加笠研一郎及び取締役である池田大輔の2名がMBKパートナーズグループか ら派遣されております。
MBKパートナーズグループがサービスを提供するファンドは当社株式の上場時において、所有する当社株式を 一部売却する予定でありますが、当社株式の上場後においても相当数の当社株式を保有する可能性があり、その保 有・処分方針によっては、当社株式の流動性及び株価形成等に影響を及ぼす可能性があります。また、MBKパー トナーズグループがサービスを提供するファンドが当社株式の上場後も相当数の当社株式を保有することとなった 場合には、当社の役員の選解任、他社との合併等の組織再編、減資、定款の変更等の当社の株主総会決議の結果に 重要な影響を及ぼす可能性があります。
(21) 経済状況の変化について
当社グループは日本国内におけるFC事業を中心としているため、日本国内の景気の変動や、政府の経済政策の 影響により、当社グループの事業、業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。特に日本における消費税 増税等に起因する個人消費の減速、原材料価格・人件費・賃料・水道光熱費の上昇は、当社グループの事業、経営 成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。